「流れ」は品格
こんにちは 美顔率インストラクターの由里子です。
今回は「流れは品格 」についてお伝えします。
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前回に引き続き、和裁のお話です。
一緒にお稽古している先輩から
「たくさん反物(たんもの)を頂いて困ってるから、貰ってくださ
と綿反物を無理やりいただくことになりました。
なんせ柄が『扇』・・・
一歩間違えなくても旅館の寝巻のような柄 (ノД`)・゜・。
柄合わせをしてみましたが
扇が偏ったり隠れたりするので、なかなか決まらない・・・
ところが
先生の言われるがまま合わせていくとご覧の通り
左側の写真:前から見て目立つ左肩と足元に扇が散らばっています。
右側の写真:左右バランスよく大小の扇が散らばっています。
寝巻でなく、浴衣らしくなりました(^^)/
模様を流れるように取るのが大事
ここが狂うと修正がきかない
模様の取り方で品格が上がる
腕の良い和裁師ほど、この「流れるような模様合わせ」にするため
ただひたすら反物を眺めることに一番時間をかけるそうです。
扇の要(かなめ)のように 外してはいけない1点。
寝巻が浴衣へとランクが上がったように
本来は礼装・正装として着用できない小紋(こもん)の着物が
模様の見え方で、礼装にも使えるようになるとのことです。
今回、流れるような模様は背中で取りましたが
前じゃないんです。
後ろ姿が決まっているかどうか。
茶道や日舞、能、歌舞伎 など
日本の所作は背中を意識し、肚腰(はらこし)から動き出す。
長年培われてきた日本文化の一端を感じさせられた模様合わせでした。
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